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【藤花会】第1回木村ゼミ 「日立ゆうあんどあい見学会」

こんにちは!学校法人藤仁館学園グループ同窓会“藤花会”の事務局です!

本日は、藤花会同窓生の“木村ゼミ”の活動をご紹介します!

本学社会福祉士通信課程の木村雅人先生の教え子たち有志の集まり“木村ゼミ”は、現在、約10名で活動中です!

この木村ゼミが発足したきっかけは、2023年3月に開催しました藤花会イベント“Think the Career”の出会いからです(2024年3月も開催します!ご参加お待ちしています)。理想とする福祉を追求する熱い想いをもった同窓生がコミュニティを作り、LINEを活用し、日々の業務を相談したり、「福祉を実践する現場にこそ教科書で学べない真実へのヒント」を探しに見学会等を行っています!

木村ゼミの活動の一環として「第1回木村ゼミ」と題して、株式会社日立ゆうあんどあい(株式会社日立製作所特例子会社)様に訪問し、様々な学びを得てきましたので、ご紹介させて頂きます!

今回は、日立ゆうあんどあい相談役の浅野和則さん(前代表取締役社長)が、本校社会福祉士科修了生であり、木村ゼミの主旨に賛同し同志メンバーとして参画されたことで実現にしたようです。浅野さんは、現在、精神保健福祉士科に在学中でもあります。

では、第1回木村ゼミの当日の様子と学びをご紹介します!

  • 当日は、木村先生含め、7名で参加しました。日立ゆうあんどあいの正門で、記念撮影📷

日立ゆうあんどあいは、日立製作所の特例子会社として、「障がい者への就業機会を提供するとともに、活躍できる機会創出を通じて、社会価値の向上と持続可能な社会の実現」に取り組んでいます。また、「この木なんの木気になる木~」のCMの中でも日立ゆうあんどあい様の会社名ももちろん出てきます。

  • 業務内容は、日立製作所の業務委託を中心に、オフィス清掃、社内郵便集配、書類のPDF化等の事務補助など、18事業を展開。売上高は2,340百万円(2022年度)です。

  • 見学会当日は、社内郵便集配、オフィス清掃、消耗品の補充業務を見学。ソーシャルインクルージョンとユニバーサルデザインの視点で、誰もがわかり易く業務遂行できるようにワークフローが確立されています。例えば、消耗品の補充業務では、各フロアーに設置している文房具等が入っている専用ボックスに、不足分を補充するフローではなく、誰でも落ち着いて作業できるよう、ボックスごと交換し、職務室でボックスに補充するワークフローを構築しています。障がい者社員の方達の個別特性理解や、合理的配慮の実践のあり方を学ぶことができました。

  • 現在、約450名(うち150名が重度)の障がい者を雇用しています。おどろいたことは、社員の勤続年数が長いこと。1999年創立時のメンバー10人のうち、6名が在籍中なんです!見学会でお会いした方も10年20年超の方々。これは、①社員3名に対して1名の指導員がついていること(一般的には、社員60名に対して2~3名程度の指導員)、②採用定着支援部の社員が、定期的に、社員、保護者、生活支援センター、グループホーム等の関係者と、ケース会議を実施し、当該社員が理想とする環境整備に努めていること、③採用する際、就学移行支援事業所等から候補者を紹介頂き、1~2週間の実習、3か月のトライアルを経てマッチング採用している、の3点から成しえていることだと感じました。

  • 尚、指導員並びに採用定着支援部の社員は、障がい者雇用に関わった経験はなく、日立製作所で現場マネージャークラスの経験のある方がスタッフとして任命されており、職場の雰囲気づくりや、社員の特性を踏まえた配置等をされていて、さすがのマネージメント力と思いました!

今回の第1回木村ゼミの活動を通じて、見学していて、スタッフさんも支援員さんも「生き生きと、仕事をしているな」という印象を受けました。職場の見えるところに、スタッフ一人一人が、体調の目標、仕事の目標を立て、貼っていました。スタッフさんは自分自身の体調や目標を毎日チェックすることで、ストレスがたまってきたら、支援員さんに相談できたり、ストレスの発散方法を試してみたりしながら、仕事を長く続けていけるんだと思いました。障がいの有無関係なく心が疲れると、体調が悪くなり、仕事にも影響が出てしまいます。私たちも自分自身をセルフチェックして、毎日少しでもご機嫌で過ごせるように、工夫していきたいと思いました。

見学会終了後は、浅野様交えて、懇親会を開催しました。「懇親会というか・・・勉強会でした!」

懇親会では高齢者分野、児童分野、障害分野、税理士の仲間7名、が集まりました。

一緒に食事をしたり盃を酌み交わしたりしながら、お互いの仕事の悩み、今後のグループの活動について話をしました。職場の人間関係、対応力、将来の方向性etc・・・様々な悩み対してアドバイスをしたり、意見を出し合ったりしました。違う分野の話を聞きながら、「この意見は、自分の分野でも真似することができそうだね」と学ぶ姿勢をもつ仲間達と、勉強会後も充実な時間を過ごすことができました。

第1回木村ゼミのご紹介は以上です。定期的に、卒業生、修了生の様子をポストしてまいりますので、引き続きよろしくお願いします。

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