学校法人藤仁館学園グループの同窓会組織“藤花会”は、卒業生・修了生の10年20年先のキャリアを共に考えるイベント「Think The Career」を開催します。

日時 ：2023年3月19日（日）10時から13時

場所 ：専門学校高崎福祉医療カレッジ高松町キャンパス

参加料 ：500円

「Think The Career」では、卒業生によるパネルディスカッションを予定しています。基調講演「現代社会における精神疾患患者向け医療・支援実践体制について（仮）」を踏まえ、パネラーの皆様に現場の実態、課題への取り組み等についてお話をお伺いします。

パネルディスカッションに登壇頂くご卒業生を3回シリーズで紹介します。第２回は、神戸　るみ 様です。

事務局）神戸様のことを教えてください

神戸様）結婚を機に“鶴舞う形”の群馬県に移住。ふたりの娘の母親として東日本大震災を経験したことを機に、市民活動を開始しました。子育て支援活動を通して、“ママが笑顔なら、子どもも笑顔になる”ことを実感しています。しかし、実際は、子育ての重責を背負っているように感じるママたちに出会うことも珍しくありません。そこで、「子どもを育てることには、どうしてこんなにも困難が伴うのだろうか？」という問いに対して、子育てをシステム思考で捉え、エビデンスに基づいた客観的なアプローチで、ママたちの負担を軽減し、そして子育てを社会化する鍵になるため、NPO法人Annakaひだまりマルシェを創設しました。現在COACH A ACADEMIA（コーチエイアカデミア）に在籍し、コーチングについて学ぶことで、相談援助技術の向上を目指しています。

＜肩書・受賞歴等＞

・ NPO法人Annakaひだまりマルシェ代表理事

・ 一般社団法人ゆめのチカラ認定ドリームマップ®︎ファシリテーター

・ コミュニティコーピング認定ファシリテーター

・ 令和2年度ぐんま輝く女性チャレンジ賞受賞

・ 社会課題解決のためのシステム思考Change Agent Academy第8期生

・ 社会福祉士、保育士

事務局）藤仁館学園は、どのコースを卒業されたのですか？

神戸様）専門学校高崎福祉医療カレッジの社会福祉士一般養成課程を平成30年3月に修了しました。

事務局）様々な学校がある中で、なぜ藤仁館学園に入学されたのですか？

神戸様）NPO活動を通して専門性の必要性を実感し、社会福祉士の資格を取得しようと考えました。当時子どもが小さかったこともあり、「専門学校高崎福祉医療カレッジの通信課程は、駅近キャンパス、スクーリングの振替制度等があり、負担を最小限に抑えながら勉強できるのではないか」と考え、入学を決めました。

事務局）お仕事で必要と感じるスキルの醸成のため、学びを継続されていらっしゃるのが素晴らしいですね。

事務局）神戸様のお仕事内容について教えてください

神戸様）２つありまして、一つ目は、NPO法人Annakaひだまりマルシェにおいて、主に　“チームマネジメント”　“相談援助（子育て世代から高齢の方まで）”　“社会資源の開発”　に取り組んでいます。

二つ目は、社会福祉士事務所 Systems Thinkingにおいて、企業等のファウンデーションを整えることを目的に、1on1コーチング、ドリームマップワークショップの開催等に取り組んでいます。

事務局）本校で学んだことを、どうお仕事に活かしていますか？

神戸様）事業では、社会課題をミクロ的に見ることが多いでのですが、社会福祉士の資格取得をすることでマクロ的な視点の重要性も実感しました。 個人の身の上に起こっている課題は、その人だけの問題ではなく、社会のさまざまなシステムが影響し合っており、それが表面化しているのが社会課題だと考えています。 このようなマクロ的な視点を得ることができたのも、社会福祉士取得のおかげだと考えています。

また、チームビルディングの重要性について実感したのも、社会福祉士の勉強がきっかけとなっています。

“社会を一つのチーム、一つのシステムと捉え、私に何ができるのか”を、日々考えています。

事務局）今後の展望についてお聞かせください

神戸様）「社会福祉士の活躍の場所がもっと広がればいいな」と思っています。社会福祉士の新たな活動領域を開拓していきたいと思っています。

以上、神戸様のご紹介でした。

当日のパネルディスカッションでは、社会起業家のお立場から、“社会福祉士の地域社会における役割と可能性”等についてお話をお伺いします！お楽しみに！

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